ソクラテスの弁明を眺めて 2

「善導」と「 躾け」は原文では同じという指摘があり恥ずかしさに身悶えしている。

(ちなみに読んでいるのは岩波文庫の久保勉訳です。)

 

でもせっかくなので続ける。ちなみに以下も私が理解したところの作文であり、抜き書きの引用ではないです。実際はまどろっこしい問答になっています。引き出すところが重要なのだと思いますがまどころっしいのでまとめます。

 

メレトス:「ソクラテスは無神論者であり、若者に国家の神々を信じずに神霊を信じるように教えている。これは若者を腐敗させる。」

ソクラテスの弁明:「いや、神霊の働きを信じてるって言いましたよね。ということは神霊も信じてます。で、神霊を神々(か神々の子)と解釈してください。矛盾ないですよね」

 

メレトスは認めてしまっているが、神霊と神々の間の関係がそのようであるという理由もない。そもそも、ソクラテスが無神論者でないという証拠もない。

 

ところで議論では神霊の働きを信じることは神霊を信じていることになるとメレトスの同意を得ている。ここも同意するところではない気がする。