弔い

なかなか眠ろうとしても眠れないということがある。眠ろうとしているというのは正確には少し違っていて、眠る動作に入るのにどうしても抵抗してしまう自分がいるのである。一日を終わらせるにはどうしても何かが足りないのだ。そのために自分は寝るに寝れないのだ。最近、そういう気持ちを弔いと呼ぶことにした。毎日の自分を弔わなければと僕は自分に向かって夜毎に念仏を唱えていたのだった。ある日は故人にビールを振る舞い、ある日は本を送り、今日起きたことなどを自分に言って聞かせるのだ。だから先にいって待っててくれと。